帰ってくる。
「今日、車の調子悪いから帰るから」
・・・
あ、そう。
そう。
そう。ってしか言葉がない。
今朝仕事に出て行ったと思ったら今晩帰ってくるわけなんですね。
てか、どうしよう。猫の為にエアコンつけてきたんですけど。
・・・ふふふ。でも今日の自分は冴えている。
きっと虫のインフォメーションだ。
オフタイマーというそれはそれは便利な便利なボタンを押してきてあるのだ!!
オフタイマーが先か、ヤツが先か。
・・・自分は今日は副業が入っていて
オフタイマーとヤツよりは確実に遅くなる。
しょうがない・・・自首しよう。
Lineを送る。
「オフタイマーはついていますが、エアコンがついていますのでヨロシク。」
何についてヨロシクなのかが不明である。
するときた返事。
「…そうなんだ。」
「これから3時間ぐらい修理にかかるんだ。」
ジーザス!!!!
これこそ墓穴!!!
これから3時間って事は、ヤツが帰るのが19時ぐらい!
オフタイマーは17時に作動じゃないの!!
また余計な事をやってしまった。
帰ったら、エアコンはいつもつけているのどうなの窓を開けていければいいんだよねんじゃぁそのようにしなくちゃいけないよね
とか何とか言ってくるんだろう。
めんどくせぇ・・・。
温度感覚、水道光熱費感覚が合わないならではの緊張感だ。
常にヤツが神で、自分は常に浪費堕落者の立場になる。
これについては仕方ないと思う。
二人共、正社員とはいえ、ヤツは自分より1.5~2倍程の稼ぎを持ってくる。
収入格差は、家事という労働と譲歩という気持ちで埋めるしかないのだ。
同僚のおじちゃんに、そう愚痴ったらば
「それは違う!!」
と断言してくれた。
違うもへったくれも無いんだ我が家は。
おじちゃんがあと20歳若かったら、おじちゃんと結婚しても良かったかもだよ。
・・・いや、それは無いな。
いつからだろう?
ヤツが帰ってくるっていうとテンションがだだ下がりになるようになったのは。
仕事柄週1しか帰ってこない人と結婚して7年ちょい。
その間ずっとトメと二人暮らし。
ある時、自分の中のキラウエアが噴火して家を建てることを決めて
家建てて。
引っ越して。
そしたら、こんどはセントヘレンズが山岳崩壊起こして何もかもが嫌になった。
100匹以上の猫かぶって生活してきた、それに無理がきたようだ。
結婚を機にやめたあれやこれやを全部復活させたくてしょうがない。
「ふっかつのじゅもんがちがいます」が、何度か頭のなかに流れたが、
最近、ふっかつのじゅもんが見つかったというワケである。
今日は朝から「あなただけ見つめてる」がオレコンヒットチャート一位を独占中。
あなただけ見つめてる出会った日から今でもずっと
(↑大きな勘違いでした)
あなただけそばにいれば他に何もいらない
(↑そんなことはありません)
夢のハイテンション
(↑悪夢のローテーション)
結婚はこれで2回目だが、今回の結婚の終了後は二度と結婚することはないだろう。
そう、何回やってもダメなものはダメなんだ。
1回目は、チョット悪い人で何度も留置所に迎えに行ってもう嫌になった。
2回目、今回は、ふっつーの人で、ふっつーに働く人と思ったが、
普通なんてドコにも無いことを学習するという過程を経て、現在9回の裏だ。
職業、ある。
とても仲の良い同僚、沢山ある。
配偶者、ある。
一戸建(ヤツ名義)、ある。
親に若干の借金(ヤツ名義)、ある。
愛人、ある。
あるものだらけだけども、実際なにもない。
幸せがない。
自分が、他人に愛される性格をしていないのが嫌というほどわかっているため
猫を100匹以上かぶって、騙して結婚したわけだけども、
三つ子の魂百までって昔の人はよく云ったもので、
所詮無理な話だったのだ。
子供のためと割り切れば生活も楽だろうが、
おあいにくさま、子供が居ない。
女として一番輝くべく時に、トメと二人暮らし
トメの愛人の会社に就職させられ動向を監視され
無報酬のお手伝いさん生活をしてしまった。
それも7年というロングラン!
メリー・ポピンズとほぼ一緒!
それだというのに、
その生活で出た成果がない!
何も残っていない。
夢も、希望も、
自分名義の預金も、
肌の艶も、ハリも。
17時になったから、副業に出かけよう。